半纏(ハンテン)というと、私はデパートを思い出します。御中元、御歳暮、そして決算の売り出しには、必ず赤の半纏姿で社員は、商品を販売します。私もその中にいました。
面白いと思ったのは、野球チームの優勝が決まると、音楽に合わせて、ハチマキと半纏姿に変身して、「優勝祭り」の販売に全員で突入します。

その半纏は、全てがオーダーで作られるそうです。色などを祭りの情熱という意味で赤と、力強さの意味を持つ青の二色で注文をします。背中にはもちろん、お店の祭りなので背中に「祭」の文字があります。

私は赤を選びました。インテリア売り場なので、半纏を着ることにちょっと抵抗というか、恥ずかしい思いが先に立ちました。ハンテンは苦手です。

でも、一生懸命に大声をあげて、売る上司の姿を見て、私も社員なのだからと半纏姿に半分だけ自分を忘れて、がんばって叫びました。売り上げが、面白いほど伸びるので、この半纏は、もしかして縁起がいいのかなと考えましたが、お客様は、商品を見ているだけなので、半纏を見ているのではないのです。

でも、この半纏を着ていると、何でも安く案内ができるし、お客様の笑顔がいい。面白いと思いました。熱気と活気のある売り場は、野球チームのお陰で、次々と商品が売れていきます。私も何だか楽しくなってきて、この半纏姿も好きになり始めました。